宮城県仙台市を拠点とし、東北6県で戸建て住宅やマンション、ビル、店舗などの足場工事を手がけている株式会社ウェッジです。
新型コロナウイルスの流行やウクライナの戦争によるエネルギー危機など、私たちは激動の時代の渦中にいます。
円安に物価高騰など、お金はどんどん出て行くばかり。海の向こうからは、超大手のECサイト運営会社やIT系で、大規模なリストラが断行されている怖いニュースも入ってきます。
こんな強い風に揉まれる時代だからこそ、安心できるのが、たしかな技術を身につけた働き方。
特に足場職人は、未経験者からでも技術を身につけることができ、高収入が期待できるうれしい仕事です。今回は足場の役割と種類を解説、ウェッジの安全対策も紹介します!
■足場とひと口に言ってもいろいろ! どんな足場があるの?
工事現場の足場は種類が多いです。違いが良く分からない方も多いと思いますので、こちらで詳しく解説していきます。
・足場の基本、単管足場
狭いスペースでも使えて組み立ても比較的容易なので、住宅密集地をはじめとして、さまざまな場面で登場する足場です。クランプという接合金物で単管パイプを組み上げますが、建物の形状に沿ったかたちで足場を組めるフレキシビリティがあるのも特徴。 シンプルで簡易的な足場になるので、高層の工事よりも低層の建物の施工に使われます。こちらは昔、主流な足場でした。
・丈夫で安定性のある単管ブラケット足場
単管足場に足をのせる板をボルトで固定した足場のことで、単管足場よりも安全性が高いのが特徴。15mほどの高さまで安全に足場を組むことができるので、3階建て住宅にも対応可能です。
注意したいのは、1枚ずつ板をボルトで固定するため、設置する時間が長くかかってしまうこと。また板を固定する際に打ち付ける音が出てしまいます。単管足場同様にこちらも昔、主流な足場でした。
・大規模修繕工事でも活躍、枠組足場
最もよく使われている足場で、特に高層建築の工事に登場します。ジャングルジムのような単管足場に対し、「門」形に溶接された建枠に、筋交(すじかい)やジャッキなどの部材を組み合わせて立てていき、部材が多く頑丈なので、高所作業に適しています。
最近は超高層も増えていますが、枠組足場が適用されるのは地上45mほどの高さまでの建造物。足場を設置する際、ハンマーを使って地中に打ち込む必要もないので、騒音も起こらず重宝されており、集合住宅の大規模修繕などにもよく用いられています。
・安全性が高くウェッジで主に採用中!くさび緊結式足場
ハンマーで凹凸がついた金具(くさび)を打ち込み、部材同士をつなげて組み立てることから、このような名称で呼ばれています。枠組足場が高層建築向けなら、こちらは地上45mまでの中低層向けの足場。
ハンマー1本で組み立て・解体が容易にでき、作業時間ひいては工期が短縮でき、コンパクトに運べて輸送コストも下げられるので、幅広い工事で利用されています。
表面は溶融亜鉛メッキで処理しているので、錆びに強いのも特徴。高圧洗浄を行う外壁の塗装作業やメンテナンスでもよく使われます。
かつてアメリカ・ビティスキャホード社より輸入したものが一般化したため、別名「ビティ足場」と呼ばれることもあります。
ウェッジではこのくさび緊結足場がメイン。ほかの組み方に比べて安全性と汎用性も高いのが特徴です。
・文字通り動く! 小回りがきく移動式足場
別名・ローリングタワーと呼ばれているもので、枠組足場の一種。組み上げた足場の下に車輪(キャスター)が付けられていて、必要な作業に応じてかんたんに足場を移動させられます。高さも自由に調節可能で、設備工事や配管工事、塗装工事など幅広い工事で使用されています。
ウェッジでも、くさび足場をローリング工法で組むこともあります。
・足場を組めない場所でもお任せ! 張り出し足場
工事中の建物の外側に張り出し材と呼ばれる部材を取り付けて、その上にくさび緊結式足場などを組み立てる足場を示します。足場を組めないほど隣の建物が接近していたり、建物と道路と幅が狭いなど、地上から足場を組めない場合に使われる、ややイレギュラーな足場です。
■安全性に考慮した最新足場をご紹介
足場の世界も進化しており、最近ではさらに新しいタイプの「手すり先行足場」「次世代足場」足場も登場! ウェッジでも建築の規模によって積極的に取り入れているので紹介しますね。
・手すり先行足場
足場を組み立てる時も解体する時も、手すりがある状態で作業が行えるシステムの足場です。常に手すりがあるので、高所作業において転落防止対策として画期的。組み立てる時は作業床のいちばん上の層に先行して手すりを設置し、解体時も最上層にある作業用の床を取り外すまで手すりを残すのが特徴です。
・次世代足場
これまで主流とされていた枠組足場の規格などをリニューアルした次世代規格ともいえる足場の総称です。というのも、枠組足場が導入されたのは半世紀前で、その時代から比べると今は成人男性の平均身長が、10㎝アップ。さらにヘルメットや安全靴を着用するとプラス10㎝になるので、合計20㎝高くなることになります。
場合によっては、背をかがめなければ作業をしなければならないこともあり、高所作業をするうえでより安全性を確保するため、開発されました。
くさび緊結式で先行手すりも標準装備。従来の足場よりも広い空間で作業できます。丈夫である反面、バラしやすいのも特徴の一つ。目視可能な抜け止めもあるので、きわめて安全性の高い足場です。
■足場のサイズは、実は2種類あるのをご存じですか?
次は、ちょっとした豆知識をご紹介。建築好きの方はご存じかもしれませんが、建築の世界ではさまざまな寸法の単位が使われています。日本では主に、メーターモデュール(m)や、日本伝統の尺寸(しゃくすん)が採用されています。
足場にも実は二つ、規格が設けられています。
それは、「インチ規格」と「メーター規格」。
二つの規格を混ぜて足場を組むことはありませんが、なぜ、2種類あるのでしょう?
それぞれの由来や特徴を見てみましょう。
・インチ規格
インチ規格は、欧米由来の鋼製足場の寸法体系のこと。たとえば枠組足場はアメリカ発祥の技術なので、足場材にはインチ規格が使われているケースが多々あります。
基本としては短いもので610㎜(24インチ)、長いものだと1829㎜(72インチ=6フィート)。この長さをベースに、足場を補強する筋違などの長さも決定されます。
・メーター規格
とはいえインチという寸法体系は日本ではなじみがないので製造しづらい……という理由で、一般化しているのがメーター規格です。インチ規格のサイズに近づけているため、最も長いサイズではインチ規格の端数を落とした1800㎜(1.8m)という具合に。
くさび緊結式足場はメーター規格で、300㎜から1800㎜まで、300㎜を単位とした倍数になっています。
このようにアメリカ由来の足場の工法はインチ規格が主流、後になって派生した規格がメーター規格になります。寸法的にはちょっとした違いですが、実はこんな背景があるんですよ。
■安全対策は足場のキホン! KY活動で事故を防ぐ
さて、足場について知識が増えると、どうやったら安全に組み立てができるんだろう、と心配になる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そんな心配は無用です。
足場は建物の建設にかかわるすべての職人さんの安全を保障するのが大前提。
したがって、足場の組み立ても「労働安全衛生規則」の規定に従うことはもとより、足場のプロは何より安全性を第一に考えています。
ウェッジでは転落防止対策として、ヘルメットの着用はもちろん、墜落制御用器具の使用も徹底。天候不順などで作業に差し障りが生じると判断した際には、安全性を優先させます。
またKY活動(危険予知活動)の取り組みにも余念がありません。
厚生労働省の統計によると、死傷災害の9割以上に「不安全な行動」が認められているとのこと。これには原因が二つあり、まず一つがヒューマンエラー。誰でも起こしうるうっかりした不注意による事故です。
もう一つはリスクテイキング。危険性のある行為を、あえて選んでしまう行動のことです。これは作業の油断や慣れから、これくらいなら大丈夫、と考えてしまうことも含まれます。
こうした事故につながりかねない何気ない行動を防ぐためにも、ウェッジではKY活動を徹底しています。
▼ウェッジの安全対策はこちらもご覧ください!
https://www.wedge-inc.jp/blog/category2/127621
■未経験者でも大歓迎! ウェッジでは足場施工スタッフを募集中!
宮城県仙台市の株式会社ウェッジは業績好調につき、現在、足場施工スタッフを募集中!
積極的に有給を取れる体制を敷いており、社会保険や雇用保険への加入はもちろん、福利厚生も手篤い体制を整えております。
社員寮も完備していますので、仙台市中心部にお住まいでない方も、安心して勤めることが可能。
新しいことにチャレンジしたいとお考えの未経験者の方も安心して働けます。
未経験者でもきちんと本格的に知識と技術を学べる環境で、やる気のある方は他社よりも早く、現場で采配をふるうなどキャリアアップすることが可能です。
もちろん、経験者の方は優遇します!
10月からインボイス制度が導入され、フリーランスの足場職人の方も影響は免れません。
フリーランスですと万が一、業務中にケガをしても労働基準法上、元請けは補償の責めを問われませんし、社会保険などに加入できません。
そんな状況に一抹の不安を覚えるようなら、しっかり休みがとれて、社会保障や福利厚生も受けられるウェッジで働いてみませんか?
正社員としての応募はもちろん、アルバイトとしてでも応募いただけます。
第2・第3土曜日には会社見学も実施しているので、足場工事の雰囲気を知りたい、という方はぜひお越しください。詳しくはお電話もしくはお問合せフォームよりご相談くださいね。
求人情報の詳細はこちらからご覧ください。
https://www.wedge-inc.jp/recruit